「自分の気持ちや考えを伝えることに抵抗があるお子さん」に対するユキ先生の想い
- ユキ
- 2020年10月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年10月14日
こんにちは、小児STになって4年目の「ユキ先生」です。 療育をしていると、自分の気持ちや考えを伝えることに抵抗があるお子さんに出会うことがあります。
今回はそのようなお子さんに関するお話です。 「うちの子、お家だとたくさんおしゃべりするのに園だと無口で…」 「・・・(だって、新しい場所、新しい人、ざわざわした環境。安心できるお家と違ってドキドキしちゃう…それなのにお話をしてって言われても困るよ)」 【さて、こんなときユキ先生はこんなことを想います】 そうだよね。ユキ先生もドキドキして上手くことばにできないことあるんだ。ことばにするのって間違ったらどうしようとか思って、怖い時もあるよね。まだ覚えたばかりのことばで伝えるのって勇気がいるよね。
よし、それじゃあ、今日はことばでお話をするのはやめよう。無理しなくていいんだよ。でもね、ユキ先生は君とお友達になりたいからいろいろと教えてほしいな。そうだな~ここにたくさんの動物のカードがあるよ。好きな動物さんのカードをちょうだい。 君はねこが好きなんだね。ユキ先生もねこ好きだよ。一緒だね、うれしいな。気持ちを教えてくれてありがとう。そうだよ、ここはね、安心して気持ちを伝えていい場所なんだよ。 【ユキ先生の願い】 僕にできることの一つとして、お家以外にも安心して話せる場所を増やすことだと思っています。「お家でも話せた、ユキ先生とも話せた、どうしよう幼稚園の先生とも話してみようかな」そうやって枠が広がっていければと願っています。
【最後に一言】
「話すことにこだわらず、気持ちを伝えてくれたら◎。ことばにするのは気持ちを伝えることに慣れてからでいいよ」
今日のお話は以上です。引き続き発達や特性にまつわる話を書いていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いします。それでは失礼します。



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